弊社は、ホットメルト形接着剤「アイメルト」の製造販売、その他関連機器の販売を行っております。

TEL048-421-8971
FAX 048-421-0999

よくある質問



ホットメルト形接着剤とは、どのような接着剤ですか?
主にEVA、ポリオレフィン、合成ゴム等の熱可塑性樹脂を主成分とした100%固形分で構成されており、水や溶剤を含みません。常温では固形のもので、専用のアプリケーターを用い、加熱溶融させて塗布を行い、貼り合せ圧着を経て冷却固化し、瞬時に接着を完了する、環境対応型の高速接着剤です。ご使用頂く際には専用の塗布機が必要となります。


オープンタイム、セットタイムについて教えてください。
ホットメルト形接着剤は高温に溶融した液状で塗布を行い、冷却にて接着固化が完了致します。
オープンタイムとは接着剤を塗布してから、材料同士を貼り合せるまで開放しておく時間のことを表します。また、セットタイムとは貼り合せ圧着により、十分な初期接着力が発揮されるまでに必要な時間を表します。
カタログに記載のオープンタイム・セットタイムの値は、一定条件の下で測定した数値となります。
同一の接着剤であっても環境温度・材料温度によってオープンタイム・セットタイムは変動する為、考慮が必要です。



接着強度について教えてください。
接着力の評価には、90度あるいは180度剥離試験、平面引張り試験を用います。90度、180度剥離試験は被着体を接着面に対し90度の方向あるいは180度の方向に引張り、接着面の引き剥がし強度(N/cm²)を測定します。また、平面引張り試験は、貼り合せした面に対し垂直方向に面で引張り上げ、接着面が破壊する強度(N/cm²)を測定します。


耐熱性について教えてください。
ホットメルト形接着剤を用いて接着した加工材料が、熱に対し何度まで接着状態を保持できるかを測定します。
同一の接着剤および被着体を使用の場合に於いても、接着条件、接着状態により耐熱性の限界は異なってきます。また被着体が異なる事に於いても耐熱性は異なってきます。



軟化点について教えてください。
ホットメルト形接着剤が固体から液体へと変わって行く境界温度域を指します。アプリケーターで接着剤を溶かす時の溶け易さ、スピードの目安になります。接着加工を行った材料の耐熱限界とは異なります。


加熱安定性について教えてください。
ホットメルト形接着剤は加熱溶融して使用されます。継続的に加熱を続けると高分子化あるいは分解へと変質し、接着性能および溶融適性を損なって行く為、加熱安定性の優れるものが要求されます。


溶融粘度について教えてください。
ホットメルト形接着剤を加熱溶融した時の粘性を表します。カタログ表記として、低粘度(数百〜数千)品は180℃、高粘度(数万〜十数万)品は200℃を基準として周辺温度域の粘度を記載しております。